top of page
検索
  • 執筆者の写真Kotohime

おもかげ

幼い一人息子を失ってしまった女性の希望と再生の物語

スペイン、フランス映画

監督:ロドリゴ・ソロゴイェン

スペインで母親と暮らすエレナ(マルタ・ニエト)には

6歳の息子イバンがいる。

息子は今、離婚した元夫とフランスへ旅行中だ。

久々にエレナもバカンスを楽しもうとしていた時、

「パパが戻って来ない」

とイバンから電話が掛かって来た。

そばに誰かいるの?と尋ねると

「男の人が近づいてきた!」、

早く逃げなさい物陰に隠れるのよとエレナが叫んだが、

イバンの携帯電話の電池が切れ・・・。

ひと気のないフランスの海辺からかかってきた

その電話が息子イバンの声を聞いた最後だった・・・。

・・・・・。10年後、

エレナはその海辺のレストランで働いていた。

地元では息子を失ったイカレたスペイン人と

中傷する人もいたが、雇われ店長として信頼され、

エレナのことを理解してくれる

恋人ヨセバも居る。

そんなある日、息子の面影を宿した

フランス人の少年ジャンと出会った

エレナは思わず後をつけてしまう。

ジャンは家族とパリから夏の間だけ

バカンスにやって来たのだった。

そしてジャンはエレナを慕い

頻繁に彼女の元を訪れるようになるが

そんな二人の関係は周囲に混乱と戸惑いを

もたらしていった・・・。

エレナの10年の歳月が暗闇から光へと、 どの様に変化していったかを 美しい海辺の景色と波音とともに静かに描いた 切ないミステリー。

10/23ROADSHOW

(C)Manolo Pavon

bottom of page