第二次世界大戦下のジャワ山中。
日本軍捕虜収容所を舞台に極限状態におかれた男達の
心の交流を描いた人間ドラマ。
大島渚監督が☆デビッド・ボウイ、☆坂本龍一、
☆ビート・たけし、☆内田裕也といった
異色キャストで撮影された忘れがたい名作。
1942年、ジャワの日本軍捕虜収容所。
夜明け前、日本軍軍曹ハラ(ビート・たけし)は
英国軍中佐ロレンス(トム・コンティ)を叩き起こす。
朝鮮人軍属が白人捕虜を犯すという破廉恥な事件が起きたため、ハラが独断で処分する立会い人として、
日本語が堪能なロレンスが必要だったのだ。
正に、朝鮮人軍属が自決を追られていた時、
所長のヨノイ大尉が表われ、処刑はヨノイが
軍本部の軍事裁判を終えてからとのことになった。
ジャカルタの軍事裁判に出席したヨノイは、
そこで裁かれている英国軍少佐セリアズ(デビッド・ボウイ)を
一目見るなり心を奪われてしまう。
軍本部のセリアズは反抗的な男だと言う忠告を無視して、
茶番の処刑劇を経て、ヨノイはセリアズを収容所に移送した。
これが厄炎の始まりとも思わず・・・。
戦争映画なのに戦闘シーンは一度もありません。
その代りに正義と人間性を問う、
愛の心を探す究極の反戦映画となっています、
☆坂本龍ーサン作曲のテーマ曲
「Merry Christmas Mr.Lawrence」は
誰もが知る名曲となりました。
2021年4月4K修復版
公式サイト:https://oshima2021.com/
(C)大島渚プロダクション