ホラーかオカルトか、はたまた心霊か。
☆ティルダ・スウィントン主演で描かれた忘想の深淵。
自分だけに響く〔音〕が導く記憶の旅。

ある明け方、ジェシカ(ティルダ・スウィントン)は
地球の核が震えるような轟音で目を覚した。
それ以来、ジェシカにしか聞こえない
その〔音〕は彼女を悩ますように。
入院中の妹の見舞いでボゴダを訪れたジェシカは、
人骨を研究する考古学者アニエスと親しくなり、
たびたび彼女と会うために発掘現場に行くようになった。
又、その町で音楽ミキサーをしているエルナンから
発音のサンプルを提供してもらったり、
精神科医のカウンセラーを受け
自分の頭の中の轟音の原因をさぐるうちに、
発掘現場の近くの川のほとりで魚の鱗取りの職人で
音楽ミキサーと同名のエルナンに出会う。
そして、彼と記憶について語り会っているうちに、
ジェシカは今までに経験したことの無い感覚に襲われたーーー。
アピチャッポン監督自身が患った
「頭内爆発音症候群」から着想。
魚のような宇宙船まで登場しての難解なストーリー展開が
妙に心に染み込んでくる不思議な作品。
2022‘ アカデミー賞 コロンビア代表作品。
3/4 ROAD SHOW
Photo: Sandro Kopp (C) Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF-Arte and Piano, 2021