1970年代のドイツ・ハンブルグに実在した
連続殺人犯の犯行を描いたサスペンスホラー。
フリッツ・ホンカ(ヨナス・ダスラー)は、夜な夜な
貧しい人々が集う「ゴールデングローブ」というバーに
入り浸っては酒を浴びるように飲み、女たちを物色していた。
だが、誰も相手をしてくれない。
何故なら、交通事故に遭ったせいでゆがんだ鼻、極度の斜視、
汚らしい乱杭歯、せむしのように曲がった背中・・・
驚くほど醜い容姿だからだ。
お金とお酒を目当てにすり寄ってきた老娼婦のゲルダを
家に招き入れ非情な行動に及んでいたことを、
常連客のだれひとり気づいていなかった。
第1次世界大戦後のドイツ。 混乱の中で、弱者の鬱憤がさらなる弱者に向う地獄。 女性たちの厳しい現実がこれでもかと映し出され 胸が痛みました。 本作はファティ・アキン監督の“反戦”ですね・・・きっと。
2/14 ROADSHOW
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