ゲイの男性と施設で育った青年が
”父と息子“として家族になった。
彼らの新なる共同生活を追ったドキュメンタリー作品。
児童養護施設の子どもたちの自立支援団体
《ブリッジフォースマイル》で働く網谷勇気(40才)。
彼は自身がゲイで、様々なマイノリティの団体を立ち上げ、
講演会なども行っている。
ある日、勇気は2部屋の個室がある質素なアパートに引越し、
高校生の時から世話をしてきた渉を迎え入れる。
渉は今年、二十歳になった青年だが、
ある事件を起こし拘置所に入られてしまう。
身の置き場を失った渉に対し、
勇気は養子縁組をすることで自らが父親になり
同居することを申し出たのだった。
幼少期より両親の顔も知らず施設で育った渉と、
これまで家庭を持つことなど想定もしていなかった
勇気の共同生活が始まった。
多感な年頃の渉と関わりに戸惑う勇気。
一方、生まれて初めて帰るべき家を手に入れた渉は、
アルバイトをしながら自分自身の夢へと動き出すのだが…。
網谷勇気サン、その名の通り勇気ある行動です。
なかなか出来ることではないです。
島田隆一監督の丁寧な取材と撮影で制作が成された
貴重なヒューマンドキュメンタリーです。
2/11 ROAD SHOW
(C)JyaJya Films