"女の子"と認めてもらえないサシャと、
我子の幸せと自由を守りたいと願う母と
その家族のゆずれない闘いを映したドキュメンタリー。
フランス北部の町。
男の子の身体に生まれたが
"女の子"になることを夢みている7歳のサシャ。
彼女は2歳を過ぎた頃から自身の性別に違和感を訴えていた。
学校では"女の子"としての登録が認められず
男子からも女子からも疎外され、
バレエ教室でば"男の子"の衣装を着せられていた。
母親と家族はそんなサシャを支え、
周囲に受け入れてもらうために
学校や社会に働きかけるのだが・・・。
トランスジェンダーのアイデンティティは
幼少期で自覚されることについて取材を始めた
セバスチャン・リフシッツ監督は
サシャの母親カリーヌに出会った。
長年、カリーヌは自分たちを救ってくれる人を
探し続け疲弊していたが、
ある小児精神科医との出会いによって、
それまでの不安や罪悪感から解放される。
カリーヌと家族の献身、まだ幼く自分を守る術を持たない
サシャ本人の真っ直ぐな瞳と強い意志が観る者の心を震わせる。
11/19 ROAD SHOW
(C)AGAT FILMS & CIE - ARTE France - Final Cut For real - 2020
Kommentare