雛祭り姫祭りの巻

シュルルル・・・ドロン!
皆さん、初めまして!私は子猫隠れの里に住む、"くのいち☆ピポ子"と申します。銀河の彼方からいらした"琴姫様"をお守りし、彼女の言霊を伝えるのが私の使命・・・どうか今後ともお見知りおきを。


早速、弥生月に開かれた歌会「雛祭り姫祭り」のお話をしようかしら。


雛祭りというだけあって、舞台上は五人囃子や三人官女の華やかな面々で花盛り。いつもの屈強な琴姫楽団に"情念のヴァイオリニスト"増田太郎氏が加わり、音の艶やかさが更に増していたわ。ゾクゾク・・・。黒川明君、笹木博行氏、笹尾淳一氏の若きサムライ軍団にゲストのヴァイオリニスト心奏(ララ)嬢もその美しい歌声を披露してくれたのよ。


そして遂に天野岩戸が開かれ、姫様登場!シュッシュッ!(興奮して手裏剣投げ)


演目はピポ子の大好物が目白押し。明君と姫の姉弟愛がキラリと光る「I Remember You」に始まり、源氏の君への秘めた恋心を綴った「源氏ランデブー」、巴里の街角を彷彿とさせる「映画(シネマ)のように」と、徐々に姫世界に酔っていったわ。歌会では定番の「映画・・・」は、嬉しい事にこの日ニューリリース!ジャケットがとにかく美しくて小粋な姫のイメージにピッタリなの。是非お手に取ってみてね。シュッ!


次第に客席の熱気が高まり、あまりの熱さに木遁(もくとん)の術で隠れていたピポ子は術を解き、任務を続行。すると、姫がNYを訪れた際に作られたという名曲「Yellow Butterfly」がアンコールを含めて2回も披露されたの!思わず任務も忘れ大興奮し、あちこちに手裏剣を投げてしまったわ。この曲のスケールの大きさ、魂が解放されていくようなフレーズの美しさは秀逸よ!


興奮気味のお客様たちに見守られる中、遂に歌会終了。姫の言霊を全身に刻み込み、里に帰る頃にはなんだか心までホカホカしてきたわ。琴姫さまの描き出す世界は、移りゆく季節を絵巻物にしたためたような風情があるのよね。美しさと儚さ、そして移ろいやすい女心・・・春の宵に甘酒を頂いたような心地よさが癖になりそうよ。ああ、恋でもしたいな・・・おっと、くのいちには御法度だったわ。それでは皆様、次回の歌会もお楽しみに!
ドロン!





Photo By 大村梓/星野晴美